名阪急配株式会社 様

住所 〒441-8006 豊橋市高洲町字小島141-5
事業内容 新聞や自動車関連の電子部品・郵便物・食品を中心に、あらゆる製品を配送する総合物流企業。豊橋とその近郊エリアへの配送を行う。顧客の信頼と満足を得られる質の高い物流サービスの提供に努めている。
ホームページ http://www.meihankyuhai.co.jp/
導入時期 2011年4月
導入製品 ALC-PROIIALC-MobileTenko-PRO2

導入概要

◆本社と営業所が連携して安全教育◆

森氏:名阪急配本社には「安全衛生推進チーム」という部署があり、毎月、本社と営業所の間で安全推進会議を実施しています。安全衛生推進チームが年間の推進計画に基づいて資料を作り、それをベースにして各営業所でドライバーの安全教育を行っています。資料の内容は、季節柄の注意事項、年間統計から導かれる特性、健康管理、震災・災害時の対応などです。
高原氏:当営業所は、郵便をメインに、新聞、電子部品や自動車部品の輸送を請け負っています。配送地域は豊橋から名古屋地区が主で、車両は15台保有しています。安全教育は、営業所が24時間稼働でドライバーを一堂に集めることが難しいため、小グループに分けて行っています。私たち営業所の方から、事故や危険個所の対策について安全衛生推進チームに話を上げる場合もあり、本社と営業所が協力して安全強化に努めています。

◆業務の効率化と高い検知精度を実感◆

森氏:名阪急配では、アルコールチェック義務化に対応するため平成23年の春にALC-PROIIを導入しました。現在、営業所16箇所に設置しています。
高原氏:飲酒チェックについては、法令で義務化される前からハンディタイプの測定器を使っていました。しかし、アルコール以外のものに反応してしまうことが多く、検知精度に不満を抱いていました。ALC-PROIIは、心配していた疑似反応がなく、東海電子製は精度が高いと実感しています。飲酒チェックは、出勤時だけでなく車の乗換え時にも行っています。
森氏:ALC-PROIIからTenko-PROへ機能を強化したのは、飲酒運転防止にさらに厳しく取り組むためです。まず東海電子からモニター機を借りて機能を確認した後、営業所への導入に踏み切りました。
高原氏:IT点呼は18時から26時の間に行っています。飲酒確認はもちろん点呼業務の効率化にも役立っています。同じ対面点呼でも時間を気にせずに行えるのはありがたいですし、測定データが確実に残り、動画保存もできるので管理者としては安心です。私は、ドライバーたちに「飲酒は事故よりもいけないことだ」と常に言い聞かせています。当営業所では、アルコールの代謝時間の計算方法を掲示していますが、こうした計算よりも“飲みたいのなら時間に余裕をもって飲む、時間がなければ飲まない”という意識を持つことがなによりも大切です。


アルコールの代謝時間の計算に頼った飲酒はいけない、高原氏は最後にそう語った。輸送のプロとして高いモラル意識を持つことが安全強化の基本であり、それをサポートするのが東海電子のアルコール測定器である。