私たちは呼気をつかって
社会の安全、安心、健康を創造する事業を行っています。
豊かな国が増え、世界中でクルマは増えて続けています。
世界の交通事故死者は年間130万人。そしてこのうち17%が飲酒運転と言われています。
日本の飲酒運転事故死者は2000年(1276件)をピークに減少し続けています。しかし、2023年時点においてもなお、112件の死亡事故、2346件の飲酒運転事故が起き、残された被害者遺族は毎年増えていっています。
2000年代、厳罰化にもかかわらず、福岡、仙台、北海道等、社会を震撼させる酷い飲酒運転事故が起き続けました。1999年以後20年間の死者累計は、11943以上にも及びます。
大量旅客輸送中や大型車両による飲酒運転が引き起こされると、被害は甚大です。福岡の2006年の飲酒運転をきっかけに、2011年、バス、タクシー、トラック業におけるアルコール検知器の義務化が施行されました。
その後、日本においては、航空、船舶、鉄道等、高度に安全が求められる運輸業界での呼気アルコール検査が次々と法制化されました。
2019年
航空 検知器義務化
2019年
鉄道 検知器義務化
2020年
船舶 検知器義務化
2021年6月
千葉県で小学生5人が死傷する飲酒運転事故が発生。一般企業(白ナンバートラック)による事故であったことから、警察庁は、道路交通法施行規則を改正し、安全運転管理者選任事業所での呼気アルコール検査を義務付けました。
2023年
一般企業アルコール検知器義務化
私たちは、すべての企業が安心して使えるようなアルコール検知器の開発、安定的なメンテナンスサービス、この2つの事業を通じて、飲酒運転なき社会の実現に貢献したいと考えています。
バス会社
タクシー会社
トラック会社
リサイクル業
鉄道会社
航空会社
船舶会社
建設会社
電気工事会社
水道工事会社
食品配送
資材卸売業
製造業
技術サービス業
介護施設
旅館
地方自治体
私たちは、法人企業に特化したアルコール検知器の製造販売および安定的な飲酒運転防止体制を構築するためのメンテナンスサービス、この2つの事業を通じて、飲酒運転なき社会の実現に貢献したいと考えています。
飲酒運転の背景には、アルコール依存症の問題があると言われています。
お酒は身近で気軽に楽しめる反面、量によっては人の身体や精神に害を及ぼすことがあります。
飲酒と生活習慣病、飲酒とうつ、飲酒と暴力、飲酒と自殺。アルコールに起因する社会問題を、呼気アルコール検知器だけで減らすことはできません。
わたしたちは、飲酒運転防止インストラクターです。アルコール検知器の販売やメンテナンス以外にも、企業や自治体向けに、アルコールに関する基礎知識を伝えることで、飲み過ぎや飲酒運転リスクを伝えています。
わたしたちは、飲酒運転防止インストラクターです。アルコール検知器の販売やメンテナンス以外にも、企業や自治体向けに、アルコールに関する基礎知識を伝えることで、飲み過ぎや飲酒運転リスクを伝えています。
私たちは、このような教育サービスを通じて、飲酒運転なき社会、飲酒問題なき社会の実現に貢献したいと考えています。
日本は歩行者の事故が多いと言われています。実際、路上では小学生、中学生、高校生、大学生、高齢者等、日中徒歩や自転車で通学や外出をしています。
そのすぐ横を、バス、タクシー、トラック、営業車、ダンプカー、産業廃棄物収集運搬車など、業務用の車両が多く走っています。時には、過度なスピードで。
運輸関係事業者や、業務でクルマを使う一般事業者は、社員の安全運転に責任を負っています。
社員に安全運転をさせるために事業者は、運転する前後にドライバーが安全で、健康で、酒気を帯びていないことを確認する義務があります。
この安全確認は、“点呼” と呼ばれます。
もし、運送事業者や車両の使用者が、自社の社員やプロドライバーに対し、点呼を行わずに運転を許可していたら? 二日酔いかもしれない・・カゼを引いているかもしれない・・過労気味かもしれない・・ そんなドライバーが、大型トラックや大型バスやマイクロバスを運転しているとしたら?
昨今、あらゆる業種・現場で、ICTによる遠隔技術が使われています。 わたしたちは、あらゆるドライバーが安全確認を行った上で路上に出ていることを証明できる、IT点呼や遠隔点呼、ロボット点呼の開発・販売事業を行っています。
安全クラウド事業とは、ロボット点呼システムや運行管理システム等、ICT技術を駆使することで、交通事故ゼロを目指しながら企業の生産性向上に貢献する事業です。
人間は呼吸をして生きています。
ある時、思いがけない病気が発症することがあります。治療がうまくいかない場合、呼吸が止まることがあります。
もし、もっと早く気付いていれば。
働くひとは日々忙しいあまり、自分の体調に気付かないことがほとんです。
そして、ある日突然、病だと言われる。
もし、もっと早く気付いていれば。
わたしたちは、ヒトの呼気を分析することにより、身体の不調や病が事前に察知できるのではないかと考え、呼気の分析研究事業を行っています。
私たちの呼気分析研究事業は、とあるアルコール検知器ユーザからの声が発端でした。2004年頃のこと。空腹で絶食状態のバスドライバーの方が、お酒を飲んでないのにアルコールセンサーに反応するというのです。
当時の半導体式アルコールガスセンサ-は、アセトン等アルコール以外の呼気成分にも反応する特性がありました。そのドライバーの方はダイエットで絶食状態にあったという。アセトン濃度が異常に高かったか、おそらくケトンが呼気に含まれていたのではないかと当時は推察されました。
そのとき、わたしたちは気づきました。
そうか、呼気は、
そのときの体調をあらわすのか、と。
そう、このときから
わたしたちの、呼気を研究する事業が
始まったのです。
病臭測定器の開発事業(助成金採択)
静岡県立がんセンターの研究室で呼気分析開始