熊本通運株式会社 様

住所 〒861-0127 熊本市北区植木町亀甲字堀ノ内437番地4
事業内容 主に大手企業を得意先にもち、九州を主体に、関東・関西へと商品を運搬している。
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導入時期 2011年8月
導入製品 ALC-ZERO

導入概要

 設立から約60年、主に大手企業を得意先に持つ熊本通運株式会社は、県内ではよく知られた存在だ。ドライバーの安全教育には特に力を入れ、事故防止のための装備も積極的に取り入れている。ALC-LOCK導入の背景にも“安全運行によって会社の信頼を獲得し、従業員の幸せを追求する”という理念がある。

◆安全運行こそ会社発展の礎◆

 佐田社長: 運送事業者にとって最も重要なのは安全運行を果たすことです。当社の輸送範囲は、九州を主体に関東・関西に及びますが、国の公道を利用する仕事ですから社会的責任は重いといえます。また、不景気で消費が停滞している今、得意先の企業はいかに商品を売るかに力を入れています。大切な商品を運ぶ私たちへの要求も非常にシビアです。得意先の信用を得て取引を拡大していくためにも、安全運行を第一に考えなくてはなりません。
 荒尾所長:ある得意先は「当社は安全を最優先する」と明言し、ドライバーの時間管理を厳しく行っています。通常3ヶ月の車両点検を1ヶ月に定めている得意先もあります。単なる荷物の運び屋では、もはやこの仕事は成り立ちません。“熊本通運の社名が入ったトラックは、走る広告塔”という認識を持ち、常に安全運行を心がける必要があります。

◆得意先からの信頼がより向上◆

 佐田社長: グループには、安全運行を徹底するため20年ほど前にドライバーを教育・指導する別会社ができました。アルコールチェッカーも早くから使用し、長距離運行のドライバーには携帯型チェッカーを持たせています。検査結果は電話で確認していますが、遠隔地での安全管理をさらに確実にしようとALC-LOCKを導入しました。日頃からドライバーの士気と自覚を高める教育をしていますから、ALC-LOCKも素直に受け入れることができました。
 荒尾所長:得意先からは「安全運行にそこまで力を入れて当社の荷物を運んでくれるのはありがたい」と、ALC-LOCK装着に対してお褒めの言葉を頂きました。当社への安心度が非常に高まり、信頼も増したと思います。
 佐田社長: 現在は4台のトラックにALC-LOCKを装着しています。今後導入するトラックにも取り付けていくつもりです。ALC-LOCKはコストアップにはなりますが、事故発生のリスクを減らし、従業員が幸せに暮らすことを考えればメリットの方が大きいといえます。最近では、前車との車間距離を感知して衝突の危険を知らせるシステムやドライバーが快適に休息できるベッドを導入しました。こうした安全強化の取り組みに100%の満足はありません。ドライバー教育を継続し、安全意識を高めていくことが一番大切です。

 熊本通運では、社内で計画的に安全講習を行い、最近は飲酒そのものを控える教育まで行っている。飲酒運転の抑止力に優れるALC-LOCKも、このような徹底した安全教育が根底にあってこそ真価を発揮する。