ヘンリーの法則
通常、体内に入ったアルコールは、30分ほどで血液に取り込まれます。本来ならば、測定するためにはこれらの血液を採取する必要があります。しかしながら、血液の採取をすることなく呼気から濃度を測定するために間接的な濃度換算の法則があります。それがヘンリーの法則です。
現在、呼気を吹き込み測定を行うアルコール測定器の大半はこの法則に基づき、アルコールの濃度を測定しています。弊社もこの法則に基づき、換算を行っております。しかしながら、この法則はあくまで近似値であって、絶対値ではありません。
実際には、この他にも肺機能の換気量と心臓の脈拍などによって測定値ばらつきが生じます。さらに通常はセンサの感度、使用環境による外的要因によるばらつきなども考慮しなくてはなりません。
弊社測定器は燃料電池タイプのセンサ、独自の測定ロジックを用い、これら外的要因からの測定誤差の依存を限りなく抑えることにより高精度の測定を実現することに成功しました。
尚、精度に関しては、世界で唯一規格を持ったDOT基準に合わせた基準に沿っています。
- DOT:米国運輸省 Department of Transportation
- ○ アルコール検知器 エビデンシャル規格http://www.volpe.dot.gov/coi/ees/docs/ebt-model-specifications.pdf
- ○ エビデンシャルアルコール検知器 一覧(2012年6月現在)(東海電子 ALC-PROII (US) 認証品)http://www.gpo.gov/fdsys/pkg/FR-2012-06-14/pdf/2012-14581.pdf